まずは、モバイルギアのおさらい。
初代モバイルギアとは、1990年代後半から2000年ちょっと過ぎまでNECから発売されたDOSベースのPDAで、K-1→K-12→K-22→K-32と続き、その後、WindowsCE機のモバイルギア2へと続き、さらに、NTTドコものシグマリオンシリーズへと続いた名機です。
スマートフォンが発売され、一般的になるまでは、PDA(パーソナルデータアシスタント)等の携帯電話よりは高機能な電子機器を使って、インターネットに接続したり、メールを送信、スケジュール管理をしていました。
当時はインターネットの聡明期で、町中でインターネットにつなぐといえば、ISDN公衆電話のアナログポートに、モバイルギア等の端末をつないでダイアルアップ接続をしていました。
1990年代後半から2000年過ぎくらいまででしょうか?その後、PHSが定額制を始めフリップがCFになる機種が現れ、これを端末に差すことで、いつでもどこでもインターネットに接続することが可能になります。
いまでは、手のひらの端末にインターネットがあり世界中につながっていて、いろんな可能性を携帯できる時代になりましたが、当時は、いつでもどこでも手のひらにインターネットがあるユビキタス社会はいつになったら実現するのか。なんて議論されていましたが、あっという間にそんな社会が到達しました。
今では誰もユビキタスなんて言ってませんね。
脱線しましたが、そんな、インターネット聡明期の1990年代後半に発売された、初代モバイルギアのスペックは
CPU Intel486相当12Mhz メモリ2Mb 白黒ディスプレイ アナログモデム 赤外線ポート搭載、PCカードスロット搭載
と今となっては貧弱なスペックなんです。
しかし、テキストベースで動作しているモバイルギアは、とてもサクサク動作し、秀逸なキーボードと相まって、執筆を生業とする人たちに絶大な支持を得ました。
特に、DOS化といわれる作業をすることで、日本語変換にATOK8を使ったり、使いやすい好みのテキストエディタを入れたりと、カスタマイズが可能になり、さらに、FreeBSDを移植する強者も現れ、PocketBSDとして公開していました。
そんな初代モバイルギアですが、時代の流れにはついていけず、ポメラシリーズが執筆者に支持されそして最新の機種ではLinuxが動作するということで、さながら初代モバイルギアの様相を見せてきました。
一方、初代モバイルギアのDOS化やPocketBDSに関する情報はどんどんこぼれ落ちてゆき、2017年7月現在では、かつてのサイトが閉鎖されLink切れとなり有用な情報がわずかしか表示されなくなってきました。フリーで公開されていたツールさえ手に入らない状況になってきているので、私のサイトが少しでも役立つといいなと思う今日この頃です。
次回は、まず、DOS化の方法から解説していきたいと思います。
下の写真は、押し入れに眠っていた私のモバイルギア。
写真ではきれいですが、ラバー塗装は劣化してベタベタ。
蘇らさねば。
貴重な情報を公開して下さり、ありがとうございます。HPC FactorでHandheld PCなど、モバイルギアやシグマリオン等の情報交換をしています。僕はちょうど初代シグマリオンからこのような端末に入りました。ISDN公衆電話から56Kbpsのモデムカードでダイアルアップ接続をしてみようかなと思っています。(まだ経験がありません)
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