2017年9月17日日曜日

破損Windows7を仮想マシンを使い起動

仕事で、『破損したWindows7を仮想マシンで起動させたい』との依頼により、実際に作業したときのメモ。
状況を整理
・依頼物件
 ノートPCから取り出したWindows7で、bootパーティションは破損、Windowsインストール領域のパーティションは生きているものの、パーティション情報は破損しいつ認識しなくなってもおかしくない状況。
・元のノートPCは手元になく、現物のPCを使った復旧は不可能
・起動した後に、目的のソフトを立ち上げ、暗号化されたファイルのサルベージが目的
・仮想マシンでの起動でもよし。
このような状況で、実際にVMWareを使い起動したので、忘れないようにメモ。
以下その作業
1 パーティション構造が壊れてるため無理に修復せずに、新たな同サイズのHDDイメージをVMWare上に作成しプライマリへ、対象HDDをセカンダリへ、CDブートにより回復コンソールを起動。
2 回復コンソールから
      # diskpart
      # list disk
      # select disk=0 ←前のコマンドにより、新たな同サイズのHDDイメージの番号
      # select partition=0 ←新規HDDなのでパーティションは一つなので0
      # active
      # format fs=ntfs quick
      # assign letter=d ←list volume により開いているドライブ番号を確認
      # robocopy c:\ d:\ /E /COPY:DAT /DCOPY:T /R:0
      # exit
一旦シャットダウン
3 対象HDDを切り離し回復コンソールをCDブート
      # bootsec /Rebuildbcd
      # bootsec /fixmbr
      # bootsec /fixboot
      # bcdboot c:\windows /L ja-JP      
      # bootsec /fixboot
      # exit
  シャットダウン
4 回復コンソールDISKの切り離し、新規作成HDDのみにしてVMwaerを起動
5 無事にWindows7が起動
6 注意
  元々のWindowsはSATAでシステムを組んであるので、WMwaerの設定もSATAに設定すること、SCSIでは起動せず
    記憶で書いているので、抜けているプロセスがある可能あり。
    HDDが変わるので"System Volume Information"が書き替わりシステムの復元もVSSも使えなくなる。
    "Documents And Settings"のジャンクションが解除され"Users"フォルダが2つできてしまうので、プログラムの互換性から問題が生じる可能性があり。
おそらくVirtualBOXでも、同様に起動すると思われる。

2017年9月8日金曜日

インターネットが遅い件

我が家のインターネット速度

最近、我が家のインターネットが遅い。
気がついたのは半年くらい前で、5年前にフレッツ光を引いた時には、60Mくらい出ていたのに、最近は10M切り、本日、金曜日の混雑時間帯23時ころには


3.12Mとなった。もはやADSLレベル。
金曜日の混雑時間帯とはいえ、さすがにひどい。
ずっと我慢していたが、これには原因があると考え、調べてみると。
ユーザーエンドとフレッツ光の設備がある局社内までのフレッツ網に使っている
  PPPoE
が、ユーザーの増加に伴いボトルネックになっていて、速度が出ないそうだ。

技術に明るい個人ユーザレベルでは周知の事実になっているそうで(知らなかった)、増強しようにもNTT側が増強しなければどうにもならず、ISP側が再三増強を要求しようが、応じないらしい。

一方、IPv6に使うIPoEの場合は、ISP側で自由に増強できるそうで、ボトルネックになりにくいらしい。

さらに、我が家のプロバイダ、BIGLOBEをIPv6にすることで、爆速になるとの情報がネット上にあり、同じ金を払っているなら早いほうが良い。

とのことで、我が家のIPv6化が決定(一応悩みましたよ!0.5秒ですが)

以上、我が家のIPv6化も併せて掲載する予定。

あっ、早くモバイルギアも記事にしないと(慌)

2017年7月26日水曜日

今後のモバイルギアに関する記事について

今後の記事を書くにあたって
1 DOS化の説明、インストール運用について
2 PocketBSDの説明、インストール運用について
3 さらなる発展、最新機器をモバギ本体へ移植
4 避けられない経年劣化によるベタベタ対策
5 インターネットから消え去っていくモバギの記憶
6 記憶のサルベージ、未来への記憶の固定化についての考察
7 モバギのDNA、今後、モバギに変わる機器
について書いていきたいと考えている。
この記事等は、私が忘れないようにするメモでもあると同時に、名機、初代モバイルギアの記憶を後生に伝えるためのプロジェクトでもあります。
一体、この先どのくらいの人に役立つかわかりませんが、モバギに関するネット上の記憶が薄れつつある今、誰かが、まとめておかなければ、その記憶は永久になくなってしまう、そんな小さな危機感を持っています。
当方、仕事と子育て両立の、イクメンでとにかく時間がありません。
この記事も、電車の中で、書いています。
ですので、できるだけ速やかに更新をしたいと思っていますが、どうなることやら。

2017年7月25日火曜日

モバイルギアのおさらい

まずは、モバイルギアのおさらい。
初代モバイルギアとは、1990年代後半から2000年ちょっと過ぎまでNECから発売されたDOSベースのPDAで、K-1→K-12→K-22→K-32と続き、その後、WindowsCE機のモバイルギア2へと続き、さらに、NTTドコものシグマリオンシリーズへと続いた名機です。
スマートフォンが発売され、一般的になるまでは、PDA(パーソナルデータアシスタント)等の携帯電話よりは高機能な電子機器を使って、インターネットに接続したり、メールを送信、スケジュール管理をしていました。
当時はインターネットの聡明期で、町中でインターネットにつなぐといえば、ISDN公衆電話のアナログポートに、モバイルギア等の端末をつないでダイアルアップ接続をしていました。
1990年代後半から2000年過ぎくらいまででしょうか?その後、PHSが定額制を始めフリップがCFになる機種が現れ、これを端末に差すことで、いつでもどこでもインターネットに接続することが可能になります。
いまでは、手のひらの端末にインターネットがあり世界中につながっていて、いろんな可能性を携帯できる時代になりましたが、当時は、いつでもどこでも手のひらにインターネットがあるユビキタス社会はいつになったら実現するのか。なんて議論されていましたが、あっという間にそんな社会が到達しました。

今では誰もユビキタスなんて言ってませんね。

脱線しましたが、そんな、インターネット聡明期の1990年代後半に発売された、初代モバイルギアのスペックは

 CPU Intel486相当12Mhz メモリ2Mb 白黒ディスプレイ アナログモデム 赤外線ポート搭載、PCカードスロット搭載
と今となっては貧弱なスペックなんです。
しかし、テキストベースで動作しているモバイルギアは、とてもサクサク動作し、秀逸なキーボードと相まって、執筆を生業とする人たちに絶大な支持を得ました。
特に、DOS化といわれる作業をすることで、日本語変換にATOK8を使ったり、使いやすい好みのテキストエディタを入れたりと、カスタマイズが可能になり、さらに、FreeBSDを移植する強者も現れ、PocketBSDとして公開していました。
そんな初代モバイルギアですが、時代の流れにはついていけず、ポメラシリーズが執筆者に支持されそして最新の機種ではLinuxが動作するということで、さながら初代モバイルギアの様相を見せてきました。
一方、初代モバイルギアのDOS化やPocketBDSに関する情報はどんどんこぼれ落ちてゆき、2017年7月現在では、かつてのサイトが閉鎖されLink切れとなり有用な情報がわずかしか表示されなくなってきました。フリーで公開されていたツールさえ手に入らない状況になってきているので、私のサイトが少しでも役立つといいなと思う今日この頃です。
次回は、まず、DOS化の方法から解説していきたいと思います。

下の写真は、押し入れに眠っていた私のモバイルギア。

写真ではきれいですが、ラバー塗装は劣化してベタベタ。

蘇らさねば。

2017年7月12日水曜日

ブログ再開

ずっと更新をサボってました。
すみません。
本格的にブログを再開しようと準備を進めていまして、それには
テキスト入力専用マシンが欲しい→マシンがあればたくさんテキスト入力して→ブログが頻繁に更新できる。
と目論んでいるのですが、どうかな~ 

テキスト入力マシンで有名どころはポメラ

うちには初期型があるのですが、いかんせんキーボードが折り畳み式。

カバンの上で使っていると、キータッチの圧力で途中でポキリ…

最新のpomeraDM200は、昔のモバイルギアのように、クラムシェル型な上、無線LAN搭載により、Evernoteと連携できる。

うーん、欲しいけど、値段が

 5万円

手が出ませーん。

まてよ、モバイルギア! !! !!!

家の押し入れに眠っているはず。

これを、ああして、こうして…

決まった!

ブログ再開ネタは
 モバイルギアを現代に蘇らせようプロジェクト

に決定。

と、いうわけで、集中連載します。